思い出したこと

新海誠だとか、細田守の映画がとてもお気に入りなんだけど、今はおおかみこどもの雨と雪が1番みたいな、

 

 

それと一緒に思い出したのが、君の名はのモチーフである飛騨地方の、父の故郷に行ったときのこと、

 

尋ねたのは去年の5月くらいで、お父さんのバイクに乗ってドライブがてらついて行った

飛騨地方の、しかも山の方にはやっぱり土地神様がおおいから、神社が沢山あって、そんな中に祭りをしてる所があったの

 

大きいところじゃなかったけど、気になったから近くまで行ったら、笛太鼓とか鈴の音とか、地域の人たちがたくさんいて、自分らは完全に部外者だった

その境内みたいな所で、小さな女の子が何人かで衣装を着て舞ってた、

それをみて、君の名はの宮水家みたいだなって、普段の生活とは別世界みたいだなって思った。

ほんとにその辺りの地元の人しかいなかったから、すぐにまたバイクに乗ってふるさとの方にむかったの

 

 

ふるさとについたとき、少し不思議な気持ちになった

お父さんが住んでいた辺りに、家らしきものはなくて、その時その近所の人が話しかけてくれて、もうなくなって、そこの駐車場になったよって教えてくれた

お父さんがその頃遊んでいた友達の家は、廃墟になって半分崩壊してた

小さな商店街には小さなお寿司屋くらいしかなかった

川の崖沿いにたった家は、ギリギリを保ってた

 

その後、もっと街をみて回るためにバイクにまた乗った時に、お父さんとはなして、どうやらその町は鉱業が盛んだったそう

だからお父さんと一緒に小さなお城のそばにあった鉱山資料館をたずねた

当時使われてた機械や、採れていたものとか、鉱業の歴史とか

小さな資料館だったからお父さんと一緒に20分くらいみてた

 

その後、その街が今、巨大な研究に使われてるって知って、その研究のことについての博物館みたいなところに行った

 

スーパーカミオカンデ

 

ニュートリノっていうとっても小さな粒子を観測するために、街のそばの地下深くに作られて、今後、もっとすごいハイパーなものが作られるんだって、

 

その後ご飯食べて父の実家に戻った

 

 

 

ほんとに不思議な感覚だった、君の名はが大好きだったから、その世界に来ちゃったんじゃないかと思った

 

お父さんと、バイクに乗りながら話をいろいろ聞いて、その故郷について少し詳しくなった

 

 

 

 

その故郷は鉱業で栄えた街だった

 

 

商店街とか、観光事業とか、至る所につくられるくらいには景気が良かったけど、それが一変する出来事が起こった

 

 

 

1968年、四大公害のひとつ、イタイイタイ病が、街の鉱山から放出した成分によって発症した

 

 

これにより、街の鉱山は機能しなくなり、街の一大産業が潰え、一時期は栄えていた街は次第には衰えていったという

 

 

その後の1983年に、鉱山の跡地を利用したニュートリノ観測所がつくられ、2001年に鉱山は完全に採掘を停止した

 

 

 

 

イタイイタイ病が広まり、その後の2001年までの間に、その街の16もの学校は廃校となり、今では全6校となっている。

 

 

 

 

 

当時の街の辛く大変な切なさが、5月に訪れた時の哀愁や不気味さをつくりだしていたんだと思った

 

 

 

こんな場所、こんなエピソードを知ることなんて、父のふるさとでもない限り絶対に知ることがなかった

いい思い出だとおもう、

また、あの街に、いきたいな